ひだかのかんづめ

アラサーの感想詰め合わせ。

ファイアーエムブレムエンゲージのスタメンを振り返る。

この記事では筆者のプレイ1周目「神竜様と後宮軍団」のスターティングメンバーの仕様所感等をまとめておきます(画像は終章出撃前の時点でのステータス)。

なお、最初敵陣で登場した人物が後半味方になる都合上どうやってもネタバレになるので見たくない方はブラウザバックオネシャス。

 

・リュール

神竜ノ子Lv20→神竜ノ王Lv20→神竜ノ王Lv2 計Lv42

ハーレム軍団の王にして器用貧乏の主人公。

プレイ1周目の今回はものの見事に力がヘタレて今一つ火力が足りずに敵を仕留めきれない場面が多く見られたものの、アイクとエンゲージすることである程度補える他、速さがしっかり伸びてくれたので、ある程度回避もしつつ当たっても硬いということで敵の引っ張り囮役としては中々に有用。

ラスボス戦では後述のパートナーとエンゲージしてキッチリトドメを持って行ったので主人公としての面目は保たせることはできた感。

相棒のアイクは攻守の増強の他、覇克・天空による範囲攻撃スキルで雑魚を一度に削れるので、魔法職陣の育成に一役買ってくれてたイケオジ。

 

・ユナカ

シーフLv40→ウルフナイトLv4 計Lv44

世界観キラーのくせに高い実力でいつの間にかプレイヤーをメロメロにする魔性の女。

圧倒的な技と速さ、地形効果2倍の恩恵を得ることで林や茂みに置いておけば悉く敵を返り討ちにする速のエース。今作そもそもシーフという職(ひいては隠密属性)が強すぎて恐らく大多数のプレイヤーのスタメンで彼女はエースを張っているはず。

うちではシーフに飽きてウルフナイトにクラスチェンジしたのだが、隠密属性が外れたことで一気に使い勝手が悪化。再CCにはウルフナイトLv10を待たねばならないために最終決戦にはウルフナイトのまま参戦。が、彼女の場合シーフじゃなくても強いことは強いのでボスの結界を割らずに殴る荒業もこなした。

相棒のシグルドはただでさえ高い彼女の移動力の底上げに一役買っており、マップを縦横無尽に遊撃するユナカのスタイルには合ってた印象。

 

・ラピス

ソードファイターLv20→グレートナイトLv20→ソードマスターLv4  計Lv44

1周目で最も育成方針に迷った子。

天性素質で行けばソードマスターが向いてそうに見えるが、加入時力と守備がかなり心許なかったので、その辺の強化のためにグレートナイトを経由。これがまたなかなか弱くもないが強くもないみたいな期間となり、イマイチ日の目を見ることが少なかった

。とはいえ修行期間は裏切らず、後続の新規加入メンバーの加入時点よりは強い、ということで最終決戦まで残った。最終盤にソードマスターになってからは普通にエース級の働きもこなし、キルソードで必殺を連発する姿は封印のルトガーを思い出せてちょっと嬉しかった(実際は蒼炎のワユがいいとこなんだけど)。

力がちょっと低めだったので力補正のロイが相棒。万一の事故も踏ん張りで耐えるので割とこれもいい組み合わせなんじゃないかなぁと。

 

俺の嫁 ゴルドマリー

ブレイブヒーローLv3(上級職)→グレートナイトLv20→グレートナイトLv3 計Lv26

物語中盤加入にして正室の座をもぎ取ったダイナマイトバディの持ち主。

竜王とお似合いですみません……とは彼女の談。

加入時点の職ブレイブヒーローは能力のバランスはいいものの、この時点でうちのスタメンとは総合力にして30も離れている……ということで即クラスチェンジで持ち前の硬さを生かすべくグレートナイトに。それでも最初は他キャラのレベルに引っ張られて超格上と化した遭遇戦に四苦八苦する羽目になったが、その甲斐あって育ってからは対魔法ユニット以外には八面六臂の大活躍を見せた。というか筆者の愛によるえこひいき【キラーランス+5刻印付き】が強いだけかもしれない。彼女の必殺率は驚異の71%。

相棒のルキナはデュアルサポートもそこそこ便利だったけど、マリーの硬さを生かした絆盾が事故予防にとても便利で非常に良き。あとルキナとマリーの支援会話もカッコイイ女性に素直に憧れるマリーがめっちゃ可愛いので良き。

 

・アイビー

テイマーLv20→リンドヴルムLv20→リンドヴルムLv3 計Lv43

魔法職三羽烏の1人。

専用職リンドヴルムは機動力・守備力共に三羽烏随一であるが、技が最も伸びなかったのでたまに肝心なところでやらかすドジっ子。それでも対アーマーではきっちり魔法職の仕事をこなす他、危険な前線の杖役もこなしてくれた縁の下の力持ち。

相棒のエイリークは異形特効だったらしいのだけれどもうちのゴリラスナイパーが屠る&この子じゃ危なくて異形竜に突っ込ませられないために最後まで気づかなかった。

知らんわそんなん。

 

・アンナさん

アクスファイターLv20→ウォーリアーLv20→ウォーリアーLv3 計Lv43

FEシリーズで御馴染みのアンナさん、今作では戦うアンナさんとして登場だ!

ロリ枠のくせに基本ナイスバディ大好き人間の筆者を最後まで迷わせた張本人。

今作屈指のいい子。今作のアンナさん嫌いな奴は人間じゃない。

最初に斧持ってて天性素質が弓だったので素直にウォーリアールートを辿ったのだが、

この子どうやら成長率が風花雪月のリシテアよろしく魔法型らしく、マージ、ハイプリーストとクラスチェンジするのが定番らしい。

知らんわそんなん。わかるかそんなん。とはいえうちのアンナさんは力がヘタレなかったので普通にキラーアクス+5ぶんぶん振り回して虐殺の限りを尽くし、魔力も普通に上がっているので光の弓の威力もクリティカルでもないのに1発54が追撃でもう1発!とかいう火力お化けに。普通にエースの一角を担ってくれたいい子。えらい。

相棒のリンディスは残像が強すぎてこれに何度助けられたかしれない。

相手のボスがHP1の残像にエンゲージスキルぶち込んでくる様は滑稽の一言。

やっぱりリンディスは最高だぜ!!

 

・シトリニカ

マージLv20→セイジLv20→セイジLv3 計Lv43

魔法職三羽烏の1人。

三羽烏で最も高い魔力を誇る対重装兵のエース。そして個人的に今作で最も美しい声をしている。すき。

運用的には最前線の1歩後ろで重装を狩りつつ必要に応じて杖かお弁当を味方の真ん中で食べる臨機応変ヒーラーとしても活躍。まぁトップエースにはなれないけどそこそこ強いよねーっと思っていたところに最終盤でクソつよ魔導書の「ノヴァ」を入手してから化けた。ゴリゴリ雑魚を屠れるようになった上に魔防が元々高いのでラスボスを結界上から殴れた数少ない猛者。

相棒のセリカはどっからでもワープしてライナロックを撃ちこむワープライナが最大の武器だけど、この子ワープさせて1人倒してもその取り巻きにやられて帰ってきそうでワープさせられず、ただの魔力増幅器と化してた。

 

・エーティエ

アーチャーLv20→ボウナイトLv20→スナイパーLv4 計Lv44

貫禄の魔力1。

普段から筋肉!筋肉!言ってる筋肉娘の名に恥じぬ力の成長ぶりで見事に弐撃(以内に)決殺をかましていくうちのボスキラー。

スタメン中最低の総合力ながら、誰もが手痛い反撃を受けつつも仕留められない異形竜を異形特効のエイリーク抜きで屠る様は頼もしいの一言で、HP満タン時射程+1のクロードの指輪を得てからは文句なしにハーレム軍団のエースオブエースとなった。

ていうかこいつのせいでエイリークに異形特効あるの知らなかった。

 

・クロエ

ペガサスナイトLv20→グリフォンナイトLv20→グリフォンナイトLv2 計Lv42

見た目、能力共にペガサスナイトらしいペガサスナイトとして序盤のエースとなっていた美女。第1次クラスチェンジの頃だと間違いなく彼女がエースだったのだが、後半力がヘタレにヘタレてキラーランス+5を持っているのに仕留めきれない場面が多発。

また、高水準の速さを持っているのに今作はやたら命中率20%が当たりまくるので普通に割と死ぬとあって次第にエースの座を譲り渡すこととなった。とはいえそれでも普通に強いは強いので、魔力補正の乗る炎の槍がもうちょっと強かったらなぁと思わないでもない。あとCV早見沙織は卑怯。

相棒のマルスは長所を伸ばす狙いもあったけど、マルスの傍らにはやっぱりペガサスナイトが似合うんじゃよな。

 

セリーヌ

ノーブルLv20→フロラージュLv20→フロラージュLv4 計Lv44

プレイヤーからの絶大な人気を誇る魔法職三羽烏の1人。

オンラインにつないで出撃ランキングみたら大体上位にいる。

作中で失態らしい失態がなく、支援会話で垣間見える王族としての姿勢も非常に真っ当かつ真摯なので知ってる限りで今作1の天使枠。

戦闘面ではバランスのとれた成長率からの圧倒的総合力を誇るけれども、各初期値が初期値なので魔法職の域を出ない印象。今作では魔導書はブレイクを取れない都合上後半は魔導書ではなくいかづちの剣を振るうことが多くなったが、力も高ければ魔力も高いので普通に鬼火力。可愛い顔してるくせに全然可愛くない威力を平然とたたき出す女。

余談だが、彼女のいかづちの剣所持時の必殺アニメーションめっちゃかっこ良い。

相棒のベレトのエンゲージスキル、計略:女神の舞は本当にぶっ壊れ。

たった1人再行動させる踊り子ですら強いのに4人とかばかたれ。

 

・オルテンシア

テイマーLv20→スレイプニルLv19 計Lv39

最優の回復役。個人スキルの煌めく理力は杖の射程+1ということで、ライブやリライブが2マス先まで届くとあってライブリライブリブローリザーブで小さな切り傷から重傷までどっからでも治してくれる。最終手段としてミカヤの大いなる癒しの手もあるので彼女に治せないダメージは無い。

が、同じ杖振った時の回復量は普通に魔法職三羽烏に負けるので最終盤は彼女だけリライブじゃなくてリカバー持たされてたのは内緒。

 

・ヴェイル

邪竜ノ娘Lv40→邪竜ノ娘Lv21(クラスチェンジ時点でLv21) 計Lv41

最終盤で加入したスタメン最後の1人。

正直特筆すべきこともあんまりなくて、普通の魔法職って感じの使い勝手。

それなら短剣じゃなくて杖持っててくんないかなぁと何度思ったかしれないけども三羽烏+クロエ・オルテンシアも杖持ってるので杖過多だしかといって別職種にして育てるには加入遅すぎるしで正直ストーリー補正でスタメンしてた感はある。

相棒のカムイはイマイチ使い方を把握できないままクリアしてしまった。。。

竜穿砲撃てる時と撃てないときあるのなんでぇ??

 

以上が1周目のスタメン。


最終14枠だけど無駄なユニット入れるの好きじゃないので育ってない2人無理に入れるよりは育った12人というスタイル。

今回極力女性キャラ縛りで攻略したけど、序盤に遭遇戦し過ぎたせいもあって後半加入のメリンやパネトネ、ミスティラは加入断念せざるを得なかったし、普通にルイとかセアダスとかの男性陣でも使ってみたいキャラはいるので、気が向いたら男性陣縛りもしたいなぁ。

ファイアーエムブレムエンゲージを振り返る。

2023年1月20日に発売されたファイアーエムブレムエンゲージ、発売日に買って昨日ようやっとクリアしたのでいっちょ感想やらなんやらまとめておきやす。

 

<良かった点>

個人的に完璧に近い戦闘回り、難易度

 現状でのシリーズの集大成という印象で、ブレイクやチェイン、エンゲージ周りの新要素もさることながら、【一々敵ユニットにカーソルを合わせて確認しなくても、味方ユニットの射程圏内に入れた時点で敵HPをどれだけ削れるかが表示される】、【敵ターンスキップ可能】など細かいところだけれども確かな快適さを感じるブラッシュアップも個人的に超高評価。

 今回難易度ハード・クラシックでプレイしたけれども、今作はSRPGとしてかなりしっかり手強さを感じることができるのでガチの初心者でもなければハードでスタートがオススメ。なんなら筆者は2章にして1回ゲームオーバーになった(縛りはあったけど)。

 

・新規も古参も楽しい指輪システム

 今作の目玉要素である紋章士とのエンゲージシステムは、購入前の時点だと正直ちょっと否定的スタンスでいたのだけども、やってみたら今回限り(っぽい)のが惜しいくらいに良システムだった。

 まず単純に紋章士たちそのものが過去作の主人公(級)ズなので過去作プレイ済だとリメイクされてバリバリ喋る彼らの姿を見られるだけで楽しい。筆者はGBA封印の剣でFEデビューし、烈火の剣に馬鹿みたいにハマり、聖魔の光石で最強兄妹に恐れ慄き、蒼炎の軌跡で初3DFEを経験し、新・暗黒竜紋章の謎で元祖に触れ、風花雪月でエガちゃんはすはすしてきた人間であるからして、マルス、ロイ、リンディス、アイク、エイリーク、ベレトは思い入れも一塩だ。特にリンディスは当時ガチ恋だったので最高だ。ありがとう製作陣。

 もちろん彼らは見た目だけの存在ではなくて、それぞれが原作由来のスキルや武器を持っており、エンゲージすることで彼らの指輪を装備したユニットが専用の衣装に変身する。この状態で使える必殺技のようなスキルはどれも非常に強力で、【味方を最大4体同時に再行動させられる】、【味方ユニット全員同時に回復(ただし自分は瀕死になる)】など1手で戦況を覆すことも可能なぶっ壊れにも感じられる。

 が、今作の難易度はどう考えてもこのぶっ壊れ前提なのでむしろガンガン使わなければ普通に苦戦するというか人が死ぬのである。それが顕著なのが第4章の花の風車村で、新たに入手する指輪のチュートリアルも兼ねたマップなのだが、エンゲージを出し惜しむと普通に味方が死ぬ。どうやっても死ぬ。絶対にエンゲージさせるという製作陣のバランス調整の極致を垣間見れるので是非一度エンゲージ出し惜しんでみてほしい。

死ぬぞ。

 また、この紋章士の指輪は入手するとその下位互換(大嘘)である絆の指輪がガチャ方式で生成可能になる。絆の指輪は主となる紋章士が登場した作品のキャラクターたちの指輪で、例えばロイの指輪を手に入れると、封印の剣の登場キャラクター【リリーナ】、【ルトガー】、【ディーク】などの指輪が生成できるようになる。言わずもがな過去作をプレイしていれば紋章士に選ばれてはいないものの好きだったキャラの指輪が手に入るので、ファンサービスとしては最高の部類で、筆者も新しい紋章士の指輪を手に入れるたびに狂ったように指輪ガチャを回していた。

 ちなみにちらほらぶっ壊れスキル持ちの絆の指輪があるので、そういった意味でも狂ったように回しがちなのだが。

 

・キャラクター造形良すぎ問題

 今作ではイラストレーターのMika Pikazoさんがキャラクターデザインに起用されているわけだが、この方の他の作品を見たことがある方はご存知のことだろうが、めちゃくちゃに華のあるイラストを描かれる作家さんだ。センスの塊みたいな鮮やかな色使いで視覚をぶん殴ってくる感じの作風なのだが、今作のキャラクターモデリングはこのMika Pikazoさんのイラストをそのまま落とし込んだかのような仕上がりになっていて正直トレーラーの時点でかなり驚いたものだ。このキャラモデルの高クオリティはそのままストーリーの演出や戦闘アニメーションにも表れており、SRPGのがっかり要素個人的上位のアドベンチャーパートと戦闘パートのキャラクターグラフィック乖離問題は今作においては一切無い。今作の戦闘アニメマジで見応えあるのでぜひ見てほしい。GBA時代のめちゃくちゃ動くドットアニメーションと同程度に動く3Dがついに来たよ。

 

・戦闘後の散策

 今作では戦闘後、実際に戦闘が行われたマップを主人公を操作して歩き回ることができるようになっている。これが中々新鮮で、「これが散々手こずらせてきた弓砲台か」「ここあそこで立てこもった砦じゃん!」といった感じで戦闘パートとは違った目線で見られるのだ。また、今作の外伝の一部は過去作のリメイクマップも登場するので、そこの散策はさらに見応えがあってなおのこと楽しかった。

 強いて言えばほぼ毎戦闘後に差し込まれるので、任意にしてくれてたら文句なしだったなと……流石に一回観光したらもういいから……。

 

<悪かった点>

・ソラネルの要素ほぼ全て。

 過去作でいうところの拠点であるソラネルにはまぁ色んな要素が詰め込まれているのである。武器屋・道具屋・アクセサリー屋・錬成屋のようなお店もあれば、牧場もあり、釣りもできるし料理も出来る。シューティングゲームリズムゲームもできる。

すごい!やったね!……とは、ならんのよ。

 お店は良い。ほぼ中心にまとまってるのでまだ許せる(ぶっちゃけこれすらもコマンドだけでいいのだが)。料理もまだ手間とメリットを天秤にかけた時にメリットが大きいので許せる。ちょっとロードが怠いだけだ。

 後ははっきり言って誰が求めた仕様なんだ?といった感じ。ことごとくテンポを阻害する要素にしか思えず、これに容量割くならシナリオをもうちょっとだけ増やして丁寧に話を運ぶべきではないのかとしか思えない。

 最初のうちはソラネル各地に落ちている落とし物も全部拾っていたし、筋肉体操(リズムゲーム)もやっていた。各地でさすらっている動物たちも次々保護していた。明らかに手抜きデザインの守り神とやらの世話だってした。その全てが只々虚無で早々にやめた。最終的に犬しかいなくなった牧場で武器素材を回収→料理食う→3回に1回だけ指輪を磨く、というルーチンに落ち着いたが、正直これすら面倒くさい。

 風花雪月よりは無視できる要素も多く、士官学校よりは全体的に狭いのでマシになったといえばそうなのだが、そもそも要らないのである。次回作にもこんな感じの拠点だったら流石にうんざりしそう。

 

・感情移入しづらいシナリオ

 今作のシナリオは割と王道路線で話が進む。各国を渡って伝説の指輪を集め、諸悪の根源たる邪竜を打倒する、というのが大まかなストーリーラインだが、細かくエピソードを見ていった時に起承転結の承が足りないまま話が進んでいる印象が強い。第3章あたりで話の展開をスッと受け入れることができたのなら凄いと思う。少なくとも筆者は「は?……は?」という感じだった。また、話の都合上仕方がないのかもしれないが主要人物たちの浅慮がすぎる面があまりにも多い。この主要人物たちが普通の少年少女だったり、腕一本でのし上がってきた荒くれ者だったりするのであれば多少考えが足りないのはわかるが、今作の主要人物は王族、それも王位継承権第一位の連中ばかりである。仮にも一国の主になろうという人物たちにしてはあまりにも礼を失した行動だったり、どう見ても罠である可能性が高いところに何の対策もなく赴き、あまつさえ罠に嵌るなど、苦境に立つべくして立たされるので「そらそうよ」となって何の感情移入もできない。物語後半ではそういった場面も少なくなり、普通にアツい王道のストーリーになっていくので、やりたい後半の展開に持っていくために前半の展開にしわ寄せが言っていたんだろうな、とわかるのだが、それにしたってもうちょい前半の話の繋ぎ方なんとかならんかったのかなぁ、という印象が拭えない。ホントに後半はグッと良くなったんだよ……。だから惜しいんだよ……。

 

<結論>

賛否両論語りはしたものの、プレイ後の筆者の心情としては圧倒的に賛が多数派だ。

めちゃくちゃに面白かった。やってきたFEの中だと間違いなく1,2を争う良作だと思う。今回購入したのはDLのスタンダード版だったけれど、これならDX版でも良かったなと思えるほどなので、折を見て衣装系以外のDLCにも手を出していきたいと思った。

購入するかどうかの基準は他にも多く言われているように風花雪月のような重厚な雰囲気を求める人は買わない方がよく、戦闘を重視する人ほど買った方がよい、という感じ。

本当に戦闘が楽しいFEなので出来るならぜひ手に取ってほしいなと思う。

 

ポケモン対戦は楽しい!めざせマスターボール級!

めっちゃ久しぶりに書く内容は今絶賛プレイ中のポケットモンスターソードシールドについて!

 

今までポケモンと言えば好きなポケモンでストーリーをクリアするだけのゲームであって、ロクに人と対戦とかはしてこなかったんだけども今作から初めて挑戦してみました。

これがなかなか面白い。

 

今作はビギナー級~マスターボール級にランク分けがなされたランクバトルという形式で行われていて、そのランクに上がってさえしまえばシーズン終了までそのランクから落ちることはないという仕様。

 

なのでとりあえず最上級ランクであるマスターボール級を目指して細々と通信対戦に潜っております。

 

というわけで、今回は一緒にマスターボール級を目指す仲間たちを大公開!

もし見た人で万一ランクバトルで出くわしたら何も言わずに降参してくれよな

 

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最初の一匹目はうちの誇るエースオブエースのウインディ、シンバ!

HPに4、こうげきに252、すばやさに252と努力値はド定番の物理アタッカー。

性格はゆうかん(いじっぱり)。※実際の性格(ミントで補正した性格)で表記

物理環境である今、繰り出すだけで問答無用で相手のこうげきを落とす特性「いかく」がまず強い他、555という伝説クラスや600族に次ぐ高い種族値は攻防共に頼もしい実数値を誇ります。

持ち物はこだわりハチマキ。元々高い物理攻撃力を更に凶悪にしてくれます。

最初に選んだ技以外使えなくなるけれど、ダイマックスするとこだわりアイテムの制限が外れるため、思っていたほど縛られない印象。

弱点はじめん・みず・いわタイプのうちどれかだけれど、このうちじめんタイプ以外は手持ちの技で返り討ち、もしくは相当な痛手を負わせることができるので割と居座らせることも多いです。

あまり先発はさせませんが死に出しや交代読みによって無償降臨した後は大体1匹半~2匹落としてくる最高の相棒ポケモン。だいすき

 

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お次はかわいい見た目とは裏腹にエグイ攻撃性能のモルペコ、あねご!

努力値はこうげきに252、ぼうぎょに4、すばやさに252。性格はようき。

ぶっちゃけポケモン徹底攻略で拝見した襷モルペコの育成論まんまです。

まんまなので詳しいことはググってね、という感じですが、使用感としては思っていたよりかなり使いやすく強い子だなぁという印象。

”オーラぐるま”がでんきタイプとあくタイプを交互に切り替えるので、試合終盤に手負いのじめんタイプとかに繰り出さざるを得なくなったときなんかに意外と仕留めてくれます。ほんとにむりぃ!ってなったら”いかりのまえば”で雑に半分削って退場するだけなので初心者である自分にも非常に使いやすいです。

強いて言えばこの子をぶつけたいギャラドスドヒドイデパルシェンあたりに上手くぶつけるところが最難関。選出上手くなりたい…。

あと、性格はいじっぱりに補正する予定。

ほとんどの相手に準速で足りそうなのと、ようきだとほんとに火力が足りなくてもどかしい場面がめちゃめちゃ多い…。

 

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お次は今作最強の一角!新600族のドラパルト、ナイトホーク!

ステルスポケモンでこの見た目だったらニックネームがこれ一択になるのは自明の理。

努力値はHPに4、こうげきに252、すばやさに252。

性格はうっかりや(せっかち)で持ち物はこだわりスカーフ

元々素でもぶっちぎりすばやさが高いのにこれ以上何故すばやさを求めるのかといえば

彼の仕事はなんといってもドラパルトミラーを制することだと思ってます。

攻撃性能が高い反面紙耐久のドラパルトはやられる前にやれを地で行くポケモンなので、ミラーで上を取れるかどうかは結構なポイントです。

ドラパルトミラーは居座るならば大概ダイマックスの切り合いになるのでそうなったら負けるのは十中八九うちのドラパルトなんですが、先手で瀕死寸前までは追い込めるのでただではやられません。

また、先にダイマックスを切った相手のドラパルトに死に出し等で繰り出した時に先に殴れるのが大きくて、素の状態で撃ったドラゴンアローでもゴーストダイブでも敵HPを半分削れます。

ダイマックス切っておいて途中交代はあまりされない印象なので、手負い状態のドラパルトならほぼ確実にダイマックスしてようがしてまいが葬りさることが可能です。

相手の6匹にドラパルトがいないことがほとんどないので、必然的に選出率の高い一匹。

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第七世代最強のポケモンにして、第八世代の今作でも最強と名高いミミッキュ、ピカッキュ!

この子の親は僕じゃなくて、うちのスイッチファミリーの母上に頂きました。厳選用に3V~5Vあたりの個体が頂けたら嬉しいなぁと思ってたらゴージャスボール入り6V個体が来て震えました。元気にがんばってくれてます。

努力値はHPに4、こうげきに252、すばやさに252。

性格はいじっぱり(ようき)。持ち物はいのちのたま。

調整自体は環境に一番多い型と思われる物理アタッカー型で、この子の持ってる技のうちのどれかを撃たれたら多分これと同じミミッキュと思って間違いないんじゃなかろうか、というくらいにテンプレートなミミッキュです。※性格は好みだと思う

初手つるぎのまいからのシャドークローorじゃれつくorダイマックスで相手はもれなく死ぬ。

第七世代までポケモン対戦やってなかったので「なんでこんなマスコットみたいなポケモンがそんなに…?」と思ってたんですが使えばわかる雑な強さ。

多分ゴーストタイプ関連の要素をコイツから消すだけで環境から消滅すると思います。

逆にいえばこいつが環境から消えるにはそこまでしないとダメなんじゃないかな…。

 

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お次は特攻の鬼!ガラルサニーゴを絶対に許さないポケモンジジーロンのラオシー!

ラオシー(老師)。この子も厳選元の個体はミミッキュを交換してくれたファミリーの両親から頂きました。ありがとうございます。

今作の対戦環境にガラルサニーゴという物理アタッカー絶対○すポケモンがおり、初めて対戦でぶつかったときは完全初見だったこともあって、降参という屈辱の選択をさせられた苦い経験がありました。

そこで何とかあの怨敵をブッ飛ばせる子はいないかと探した末に見つかったイケオジがこのジジーロン

ガラルサニーゴの一番憎い技”ちからをすいとる”を特性”そうしょく”だけで完封し、”おにび”を撃たれたところで特攻アタッカーである彼にはさしたる痛手にはならず、”ナイトヘッド”の50ダメージも火傷込でも4発は耐えてくれるのでガラルサニーゴ相手ならどうやっても勝てるポケモン

最近はガラルサニーゴも大分対策されたのかあまり見なくなってますが、もともと高い特攻と覚える多彩な技、たつじんのおびの組み合わせはなかなかに強力で、パーティーの補完枠としてサニーゴいなくても大活躍してくれています。

 

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お次は踏まれたいポケモン第一位(俺調べ)のアマージョ、ロゼ!

この子はポケモン徹底攻略に載っていた育成論”ゴツメアマージョ”を少しだけ弄った型になります。

努力値はHPに252、ぼうぎょに252、すばやさに4。

性格はてれや(わんぱく)。この見た目でてれやとか可愛い

持ち物はゴツゴツメット

基本的な立ち回りはリフレクター→トロピカルキックorこうごうせい、リフレクター切れたら貼り直しをするだけという物理受け役です。

専用技のトロピカルキックは威力こそさして高くはないですが相手のこうげきを確定で落とすという超有能技。

ウインディみたいなほのおタイプの物理アタッカー引かない限りは物理にはほとんど有利取ってくれる印象です。

あと素早さが超遅いので”とんぼがえり”の使いやすさがすごい。

参考にした育成論がサンムーンのものであることや、剣盾から対戦始めた勢が多いらしいこともあって割と初見殺しできてます。頼れる女王様だいすき

 

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お次は自分の中で3指に入るほど好きなポケモン、グレイシアのレイ!

努力値はHPに4、とくこうに252、すばやさに252。

性格はなまいき(ひかえめ)。

何気に厳選に一番時間をかけた子なんだけど、いかんせん今の対戦環境で出せる相手が居なさすぎてなかなかランクバトルには出してあげられていない現状です。

環境当初に猛威を振るったウオノラゴンのメタアタッカーとして襷を持たせて使おうとしてたんですが、そのピンポイント起用の相手が環境から駆逐されたのでホントに出番がない…。

なのでバトルタワーとかで積極的に起用してます。可愛さの暴力にひれふせ

 

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お次は第三世代で初登場してから多くの男性トレーナーを虜にしたポケモンサーナイトのシエル!

努力値はHPに4、とくこうに252、すばやさに252。性格はおくびょう。

グレイシアと同様、好きだから使いたいんだけど使えない枠その2。

今この子を使うのであればトリックだったりこだわりスカーフが必要なんだろうけど、トリックを使う構築は自分には使いこなせ無さそうなのと、こだわりスカーフが上述のドラパルトに持たせたいという事情から現状バトルタワー枠。

”みちづれ”がダイマックスすら仕留めてくれればなぁ……。

でも自分がされたら憤死しそうなのでダイマックスには効かなくて正解なんだよね…。

 

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最後はできたてほやほやのニューカマー、エルフーンのもこみち!

努力値とか諸々の数字はポケモン徹底攻略にある育成論から全く弄ってないのでググってく(ry

厳選元の個体はTwitterモンメンを配布されていた方から交換で頂きました。ありがとうございます!

初めて使用した受けポケモンアマージョ様が超頼れるのでもうちょっと受けポケモン増やそうかなぁということで作成。

ただ作ってから気づいたけどアマージョ様と同じく草タイプで物理受けなので役割がダダ被り…。

違いとしてはアマージョはサポートメインで後続にも恩恵のある壁貼り型なのに対してエルフーンはみがわり×やどりぎ×コットンガード×たべのこしといううんざりするような超耐久でじりじりと相手を削り切るタイマン型の受けポケなので、その気分でどちらを使うか変えていく感じになっています。

 

以上、現状の仲間たちでした!

今後の予定としては違うタイプの受けポケとしてミロカロスあたりが参戦予定。

はたしてマスターボール級に手が届くのか、乞うご期待!

 

青獅子の学級の指導方針!

今日も風花雪月のお話。

黒鷲の学級ルートを”しっかりと”クリアしたので、2つ目の学級である青獅子をやっていきます。

今回は女主人公(ベレス)を選択。難易度はハード。

 

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▲青獅子の学級の面々。イケメンイケコ揃いだ

武術に長ける者が多いということで、魔道寄りだった黒鷲の学級とは対になる印象。

 

続きからは各生徒ごとの印象と指導方針について語っていきます(微ネタバレ有)。

 

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FE風花雪月 黒鷲の学級ユニット評価!

とりあえず1周目、黒鷲の学級ルートでクリアしたのでユニット評価を書いていきます。

ぶっちゃけFEの感想のやり取りの醍醐味はこのユニット評価だと思ってます。

毎回良成長遂げる奴とか成長がヘタレる奴が変わるので、人によって運用も全然違ってきて面白いんだよね。

少しネタバレ絡みますので、まだ未プレイで情報を入れたくないという方は「続きを読む」は押さないように。

 

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FE風花雪月の新要素はこんな感じ。

7/26に発売されたファイアーエムブレム風花雪月、ついに発売されましたね。

 

新FEの舞台はヨーロッパを弄った感じの大陸”フォドラ”のど真ん中にある士官学校

この士官学校周りの【散策】関連とか【騎士団】関連は今作からの新要素ということで、シリーズの他作品をプレイ済のエムブレマーからしたら割と興味と不安が半々なのかなぁと。僕もそうでした。

そんな方の疑問に答えるべく、この記事ではプレイしてわかったことを中心に書いていこうと思います。

 

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