ひだかのかんづめ

アラサーの感想詰め合わせ。

FE風花雪月の新要素はこんな感じ。

7/26に発売されたファイアーエムブレム風花雪月、ついに発売されましたね。

 

新FEの舞台はヨーロッパを弄った感じの大陸”フォドラ”のど真ん中にある士官学校

この士官学校周りの【散策】関連とか【騎士団】関連は今作からの新要素ということで、シリーズの他作品をプレイ済のエムブレマーからしたら割と興味と不安が半々なのかなぁと。僕もそうでした。

そんな方の疑問に答えるべく、この記事ではプレイしてわかったことを中心に書いていこうと思います。

 

 

 

○散策って具体的にどういうシステムなのか

散策は主に今作のユニットの成長・クラスチェンジ(CC)の根幹に関わるシステムです。

そのため、散策の説明の前に先に今作の成長について触れておこうと思います。

まず成長についてですが、今作のユニットは

ユニット本来の資質ユニットのクラス総合的な成長率

(※成長率=各ステータスがLvアップ時に上昇する確率)

という形で成長率が算出されるようで、主人公を例に挙げると

主人公は元々の成長率が

HP:45 力:45 魔:35 技:45 速:45 運:45 守:35 魔防:30 魅力:45

と設定されています(単位%)。

ちなみに歴代最強主人公と名高い蒼炎の軌跡の主人公、アイクの成長率が

HP:75 力:50 魔:20 技:50 速:55 運:35 守:40 魔防:40

となってます。

お分かりいただけましたでしょうか。

アイクには少なくともレベルアップ2回に1回は伸びてくれる能力が4つあるのに対して

今作の主人公、素だと1つもありません。

しかし、今作ではここからCCすると成長率に補正がかかります。

例えば初級職の剣士にCCすると、

HP+10%、速さ+5%、守備-5%、魅力+5%

の成長率補正が入るので、HP、速さ、魅力の三項目は成長率が50%以上になります。

これが中級職・上級職と上がっていくにつれ、補正数値が最大で40%の職なども出てきます。

そのため、今作ではより上位の職にCCできるようになったら可能な限り即CCしないとステータス的には損をしてしまうのです。

(※各クラスをマスターするとスキルもらえるのでスキル重視の人はゆっくりCCでも可)

もうこの時点で歴代シリーズの常識が通用しない。新鮮ですね。

 

続いてクラスチェンジについて。

今作では各クラスにCCするために、必要技能と必要レベルが設定されています。

例えば、上で紹介した”剣士”にクラスチェンジしたい場合は

・剣術(歴代シリーズで言うところの剣の習熟度)D以上

・ユニットのLvが5以上

この条件を概ね満たした状態のユニットに資格試験を受験させて合格すると、そのクラスにCCできます。

一度合格してしまえばあとは自由にクラスを付け替えできるので、同じユニットでもステージによってソードマスターとして出したりスナイパーとして出したりできます。

つまり頑張れば自軍全員ペガサスナイトにできます。やったぜ。

 

ここまでを踏まえた上で散策とはなんぞや?という最初の問題に戻ってくるわけですが

、散策は言ってしまえば準備パートです。

行動力を消費して釣りをしたり、植物育てて収穫したり、生徒と一緒に食事したりお茶会したりといろんな事が出来ますが、総じて育成や戦闘や婚活の準備です。

 

<釣り・園芸>

料理の材料調達をするための行動。

料理を作って食べるとゲーム内時間で1か月の間、料理に応じたステータスが上昇します。戦闘準備。

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▲釣りの際の体力ゲージは旧作のゲージを模したものになっており、オールドファンには嬉しい演出。

<生徒との食事>

生徒のやる気を回復兼支援値獲得のための行動。

週始めに生徒の技能を指定して技能レベルを上昇させることができる【指導】が行えるが、【指導】を行うと生徒のやる気ゲージが減少し、これが0になってしまうと回復するまで当該生徒への【指導】が行えなくなる。

そのやる気ゲージの主な回復手段がこの<生徒との食事>。1度に2人まで誘うことができ、共に食事した生徒との支援値も上昇する。育成準備。

 

<お茶会>

支援値獲得のための行動。

今作の支援値はギャルゲーで言うところの好感度も兼ねており、他学級の生徒をスカウトして自軍に招く際には、支援値を上げておくと勧誘難度が下がる。婚活準備。

 

その他、主人公の技能レベルを上げるための<教員研修>や武器や防具、道具の買い物等も散策パートで行えます。買い物は別に戦闘前でも出来るけど。

できることが多いので最初は何が何やら状態ですが、慣れてくると計画的に散策できるようになってきます。

 

○もう一つの懸念、騎士団システム

今作の新要素でもう一つ目立つのが【騎士団】システム。

歴代シリーズのユニットは設定上は周りに100人くらい従えている、と聞いたことがありますが、ゲームプレイをする上でそのモブたちが可視化されることはありませんでした。騎士団はそのモブたちを可視化したもの。

システム的に言えばユニットそれぞれに装備できるアクセサリーのようなもので、装備することで様々な恩恵が受けられます。

 

恩恵その1:ユニットの戦闘時の数値補正

騎士団は装備するだけで戦闘時の数値(命中や攻速、必殺率など)に補正がかかります。

ざっくり弓系の騎士団だと命中が上昇しますし、移動範囲を+1してくれるような騎士団なんかも存在します。

装備可能な騎士団は「指揮」の技能レベルによって決定。

 

恩恵その2:計略が使用できる

計略は騎士団ごとに設定されている固有スキルみたいなもので、相手ユニットにダメージを与えるものが多いですが、中には範囲回復みたいな計略も存在します。

相手ユニットにダメージを与える計略については、まず一切の反撃を受けないという点が優秀。ボスがどんなに恐ろしい攻撃能力を持っていようが、何も気にすることなく攻撃を入れることが可能です。

また、一部計略には【動揺】という弱体効果を付与するものがあり、【動揺】させた相手ユニットの全能力を10%低下させたり、移動を禁じたりすることができます。

また、計略使用時に支援値の高い味方が近くにいると連携計略が発生して、数値補正や効果が高まります。

この計略の命中や威力の決定にはユニットの「魅力」の値が参照されます。

 

と、様々な恩恵が得られる騎士団ですが、モブたちの集合体ということもあって、ユニットがダメージを受けるたびに損耗してしまいます。

ダメージを受け続けると最後には騎士団が崩壊してしまい、ステータス補正が受けられなくなり、計略の使用も出来なくなります。

崩壊した騎士団は、戦闘前準備や散策パートで戦力補充をすることで回復できますが、回復費用はめっちゃくちゃ安いです。

お茶会用の茶葉がそこそこの品質のもので300Gほどなんですが、300Gあれば大概の騎士団は100%復活します。仮にも人の命なのに茶葉以下……。

ブラック騎士団。

 

目立った新要素はこんなところですね。

その他ちょこちょこ歴代シリーズと異なる仕様の要素もありますが、それはまたおいおい。